2009年5月26日火曜日

抗体列島

5月26日

新型インフルの予防に、入念な手洗いをしている子供たちの姿を見ると、あんなに石鹸をつけて洗っても大丈夫なのかと心配になってくる。
とにかく痛々しい。

成田で検疫が始まった当初から、素人の私には、日本上陸は避けられないだろうし、国内での感染拡大も起こるに違いないと感じられた。
感染者数は今夕現在で351人と報告されている。正確そうな数値にみえるが、本当だろうか? 不安を煽る気があるわけではない。単に、感染者がいても見つけられないのが現状だろうと感じるに過ぎない。

ところで、ある程度の年齢層以上は抗体のある人が多そうだとの話は、これはどうも本当のように感じられる。

後は、夢のような、話に移る。
新薬を探すのみではなく、社会全体としての抗体を作る方法はないのだろうか?
高齢化社会の日本は、全体的に見れば、抗体の保有者が多い国である。奇妙な言い方だが、抗体総量の多い国。それを使って、国全体の抵抗力を高める方法を見つけようとの研究はないのだろうか? よその国にはあり得そうな探求の一つに感じられるが・・・・。
あまり日本的な発想ではない。しかし、島国という入口の狭さと、抗体を持った人口の率から、日本は最適な試験の場ではないだろうか?

「危険な考え方だ」、「犠牲者が出たらどうする」と言われれば、返す言葉もない。
しかし、薬によってウイルスや菌に突然変異が起きることも、途上国では、その薬さえも行き渡らない人々が数多いのが現状である。

グローバル社会になってしまった今、病気への対応も違った方向から対処する術を探す以外にはないのではないだろうか?
現代の日本なら、薬も栄養も、その他の条件もそれなりに揃っているから、大きな危険を冒さないで、次のやり方を模索できるのではないかと、そうありたいと、思わずには居られない。
ゆっくりで良いから、方向転換を願いたい。

勿論、私の考える程度のことは十分考えておいでの方がいられるだろう。
若い頃から、夢のような話を思いつくと、20年後だったり、30年後だったりするものの、それは現実に、目の前に現れてくる。

ここに記した夢も、その芽はどこかに見つけられるに違いない。その情報を探して、遠くからでもエールを送ることにしたい。


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