2009年6月4日木曜日

中国のソバは蕎麥(★)

「中国のソバは蕎麥(莽麦)」
6月4日
ここは西安の中心、鐘楼。シルクロードの基点に近接している。

旅のツレ 「折角中国へ来たのに、何を浮かない顔をしているのだ?」
案内人  「うーん・・・ 今日一日で中国のソバの何を紹介すれば良いかが判らない」
旅のツレ 「そんなことは最初から判っていた話ではないか」

そう、確かに判っていた。中国は世界第二のソバ生産国であり、日本への輸出量はダントツに多い、そして、栽培ソバの起源地で、栽培の歴史は最も古く、現在の文献も世界最多などなど・・
もしそれらを加味して日程を組めば、おそらく中国から出られなくなるだろうと予測して、どの国も一回は一日で全ての国を回ることにした。
その計画に、後悔しているわけではない。

また中国の中で、ここ西安に最初に来たことは意味があったと思っている。
甜莽すなはち日本で食べる普通ソバは、このあたりより北の地域に多く分布しており、苦莽、最近はやりだしたダッタンソバ(ニガソバ)は、このあたりから南に分布している。
世界的な視野に立って、両種の栽培環境を検討する場合にも、食文化を比較する場合にも、この地に立つ意味は十二分にあると考えている。

がー・・・・

旅のツレは突如
      「何度来ても良いけどなー、
       「オマエ、チュウゴクゴガワカルノカ? 
       ソコガカンジントチガウカ!」
案内人  「何と申しましょうかしら?」
       「中国のソバ研究の大御所二人、古くからの 友人でして。でも二人とも日本語も英語も ダメなんです。」

ツレさん   「ボクのホウガハルカニマシダ。
        あんたも日本で中国語を習えば?」

案内人    「中国語ガ上達しないのは発音からしっかり勉強しないからだ、との日本の外国語教育は私には役に立ない。  まー、諦めて付いて来て下さいな。 その内に私の腕をお見せ致しますから」

(案内人の独り言; 途中で詰まらん質問するから疲れる)

頭に来てしまった案内人は、次の文を手渡して眠っちゃいました。
案内人が悩んでいるのは次の文の最初の2行の中身。中国語ガ一寸判るぐらいではダメなんですよねー
中国の歴史を知らなければ・・・・・

在我国古代原始农业中,甜莽有极重要地位。历代史书、著名古农书、古医书、诗词、地方志以及农家侄语等,元不有关于莽麦形态、特性、栽培和利用方面的记述。自古以来,我国人民以葬麦子实磨面制成悖悖、煎饼、汤饼(河漏)等作为食品,茹食嫩叶;以轩辟虫;干叶、皮壳、碎粒、葬款以及茎
轩作饲料;茎轩垫圈、讴肥; 皮壳、茎轩的灰分提取碳酸钢等工业原料,花和叶提取芦丁作医药
原料s 此外,甜葬还是我国的重要蜜源作物和救灾作物。
甜养生育期短,是很好的救灾填闲作物。1954 年,长江流域遇到了特大洪涝灾害,国家从内蒙古等地向灾区调去了甜莽种子215∞t ,在湖北、安徽、江苏、河南等省种植,发挥了很好的
生产救灾作用。内蒙古、山西、黑龙江、甘肃等省区有计划地收购储备葬麦种子, 20 世纪50 年代,国家在每年数量在5∞010∞Ot ,并作为一项制度保持了较长时间。
20 世纪50 年代以后,随着耕作制度的改革和农业新技术的推广,各种粮食作物在实行精耕细作后,产量都有了突破性的提高,甜莽的产量虽也有所提高,但远不及其他粮食作物增产幅度大,加上其他原因,甜葬种植面积逐年下降。据不完全统计,目前全国20 省区甜葬种植面积约54.6 X 104hm2 ,总产约30 x 104 t ,食用约占60% ,外贸出口约占30% ,自留种子约占10% 。

案内人は夢をみておりました。
最近の中国の出版事情や古文書解読の技術の進歩、ネットの普及の凄さに圧倒されながらも、楽しんでいるソバ仲間たちとの会話の・・

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