5月31日
昨日の減速と方向転換は一応成功。ただ今停泊中。
心機一転して、6月から世界の旅に出ます。
何と名付ければ良いでしょうか。
「世界のソバ散歩」奇妙な語感ですよね。
その旅にお誘いしたいと考えております。
世界の旅に出るための大きな荷物を用意するのは、出かける前に疲れちゃいますので、散歩の気分で出かける旅です。ゆっくりのんびり世界のソバを愛する人たちを訪ねあるく旅です。
ツアーではございません。案内人と2人の、気楽な旅は如何でしょうか?
詳細は明日お届け致します。
5月31日
昨日の減速と方向転換は一応成功。ただ今停泊中。
心機一転して、6月から世界の旅に出ます。
何と名付ければ良いでしょうか。
「世界のソバ散歩」奇妙な語感ですよね。
その旅にお誘いしたいと考えております。
世界の旅に出るための大きな荷物を用意するのは、出かける前に疲れちゃいますので、散歩の気分で出かける旅です。ゆっくりのんびり世界のソバを愛する人たちを訪ねあるく旅です。
ツアーではございません。案内人と2人の、気楽な旅は如何でしょうか?
詳細は明日お届け致します。
5月30日
20日あまり、まるでほろ酔い運転のようなブログを公開してきた私も、少し慣れて、大いに反省して、6月から次の段階に進もうと思案中。
次の模索のための減速と、若干の方向転換を試みようとしている最中。
方向転換と言っても、SOBAについて語ることには違いないのだから、大した方向転換ではない。しかし、より広いものに触れながら、少しでも深い考え方にして行きたいと願うと、なかなか難しい。
旋回と速度の関係は簡単ではなさそうだ。
飛行機は速度を落とすと墜落の危険が。
車は高速でUターンすると、キューンと滑って横転する。
と、ブツブツ言いながら
明日はおぼろげながらでも、6月から続く日のための計画を決めよう。
単に一直線に歩くことで、いつかはSOBの全容が見えるわけではない。
しかし、毎日は直線だ。
5月26日
新型インフルの予防に、入念な手洗いをしている子供たちの姿を見ると、あんなに石鹸をつけて洗っても大丈夫なのかと心配になってくる。
とにかく痛々しい。
成田で検疫が始まった当初から、素人の私には、日本上陸は避けられないだろうし、国内での感染拡大も起こるに違いないと感じられた。
感染者数は今夕現在で351人と報告されている。正確そうな数値にみえるが、本当だろうか? 不安を煽る気があるわけではない。単に、感染者がいても見つけられないのが現状だろうと感じるに過ぎない。
ところで、ある程度の年齢層以上は抗体のある人が多そうだとの話は、これはどうも本当のように感じられる。
後は、夢のような、話に移る。
新薬を探すのみではなく、社会全体としての抗体を作る方法はないのだろうか?
高齢化社会の日本は、全体的に見れば、抗体の保有者が多い国である。奇妙な言い方だが、抗体総量の多い国。それを使って、国全体の抵抗力を高める方法を見つけようとの研究はないのだろうか? よその国にはあり得そうな探求の一つに感じられるが・・・・。
あまり日本的な発想ではない。しかし、島国という入口の狭さと、抗体を持った人口の率から、日本は最適な試験の場ではないだろうか?
「危険な考え方だ」、「犠牲者が出たらどうする」と言われれば、返す言葉もない。
しかし、薬によってウイルスや菌に突然変異が起きることも、途上国では、その薬さえも行き渡らない人々が数多いのが現状である。
グローバル社会になってしまった今、病気への対応も違った方向から対処する術を探す以外にはないのではないだろうか?
現代の日本なら、薬も栄養も、その他の条件もそれなりに揃っているから、大きな危険を冒さないで、次のやり方を模索できるのではないかと、そうありたいと、思わずには居られない。
ゆっくりで良いから、方向転換を願いたい。
勿論、私の考える程度のことは十分考えておいでの方がいられるだろう。
若い頃から、夢のような話を思いつくと、20年後だったり、30年後だったりするものの、それは現実に、目の前に現れてくる。
ここに記した夢も、その芽はどこかに見つけられるに違いない。その情報を探して、遠くからでもエールを送ることにしたい。
5月20日
ソバの話題としての★印を付け忘れた訳ではない。
自殖弱勢はソバの低収量性の最大の要因の一つであり、長らく続けられてきたテーマの一つである。穀類の中では唯一の他殖性であるソバは、他の穀類に比較して収量が著しく低く、その受精の過程に及ぼす複雑な要因が、多くの研究者の関心を挽いてきたし、農家の気苦労の種であったのは確かである。
だから、何とかして自殖性のソバを得たいというのは長年の夢である。世界の育種研究者の最高峰とも言えるロシアのフェシェンコは、数種類の自殖性ソバの品種を育成し、その問題点を指摘して、すでに二十年以上も前に、その有効性・可能性疑問を呈していた。それにも拘らず、彼の息子の一人が自殖性の研究を続けることを支援している。おそらく遠い道のりだろう。
ここで取り上げたいのは、そんなソバの研究に携わってきた私が、最近の様々な社会現象に表れる日本の特徴を、この「自殖弱勢」の単語で表現したくなることがままあるからだ。
同じような現象に対して、アメリカ、ヨーロッパ、中国など、多くの国家の対応はもっと柔軟に見える。それらは何れも多民族国家か、他民族との接触が多い国々や地域である。
近年の安心安全の標語が、さらに日本の弱さに拍車を掛けているように思えてならない。
正解が一つであるような錯覚に陥り、努力の空回りを続けているのではないかと感じられる。そもそも、正解があるという前提自体がおかしいと、考えるのを許さない環境作りをやっているようにも。
考え方に幅を持たなければやっていけない多民族国家とは、日本は随分違うのではないだろうか。
日本が多民族国家になるほうが良いと言っている訳ではない。
身の回りの、あるいは自分の中の多様性を眺めていることで、次が開けるだろうと思えてくる。
勿論、これは自身に投げかけている言葉であるが・・・・・
5月19日
★ おはよう、敏子さん
☆ おはよう。ソバちゃん
★ 今日はルチンのことをお話したいと思っていたの。
ルチンはボクの大切な性質と考えられているし、最近随分研究が進んできたし、それにね、ボクの何処に、どの程度含まれているとか、生長にしたがってどのように変わるかとか、割合すっきりした話だと思うの。
始めるには良いテーマだと思ったんだ。
☆ うーん、かもね。
★ でも、一寸聞いておきたい事があって質問します。
新型インフルエンザの日本の国内感染が始まって、WHOは警戒レベルを上げるかどうかを迷っているでしょ。日本は上げるのに対して反対演説をしているようだけれど、敏子さんはどう思うの?
ボク達がインフルエンザに掛かるわけはないのだから、どうでも良いと言えばそれまでなのだけれど・・・・
でもね、何となく、敏子さんは頭の何処かで、ボクとの関係を考えているような気がして・・・・・
☆ フフフフ ソバのインフルエンザなんて聞いたことはないものね。
大体、ソバちゃん達は病気の少ない作物なのよね。
でも、よくぞ聴いてくれた!
キミは良い子だ。
★ やっぱりね。
でも、また上手く説明出来ないのでしょう。顔に書いてあるよ。
最初は簡単なことから質問してあげる。
敏子さんはレベル6に上げるほうが良いと思っているのか上げないほうが良いのかどちらなの?
その理由はどういうこと?
どうせソババ・ヤマンバで、発言権も何もないのだから、
どうかお気軽に。
☆ レベル6に上げる。
WHOは①国際線をはじめとして、国をわたっての感染に関係すると思われる事項については、全力をあげて阻止するよう努力する。
② ワクチンの作れない国や、栄養不足で重症化が危ぶまれる国へは、国際援助のゲキを飛ばす。本気で、目を剥いてね。
★ 日本の国内感染はどうするの?
☆ 日本は日本でやります。
★ しゃー、他の国は「日本のお手並み拝見」ってことで、見ているの?
☆ そう。
でも、現状ではそんなことできないよね。
政府とか自治体の対応が適切であるとか、遅いとかいうような簡単な話ではないと、私は思う。
日本人の生き方というか、少なくとも保健に関する考え方の問題だと思う。
★ 今の安心安全は、命の安心安全への道じゃーないと言いたいの?
☆ 全部が全部ではないけれど、今の清潔観とか健康観には沢山の危険が含まれている。
★ 敏子さんの話は飛躍があて、脳の神経細胞が切れているのではないかと思うときがよくある(失礼、ゴメン、ゴメン、ソバの分際で)。
でも、ぼんやり分かるよ。
それって、すーと前に、ルチンの本を持ってきて、前書きだったか、何か、お墨付きみたいなものを欲しいと言って来た人がいて、敏子さんはゆっくり考えて断った。あの時に似ているの?
ボクは勿体ないなーと思って見ていたのだけれど。
☆ ソバちゃんのおやつ代になるのに、と思っていたのでしょ。
★ また! 敏子さんの悪い癖ですよ。
サプリメントとか、健康食品とか言うのが嫌いなの?
あの頃、随分一生懸命に調べていて、東大の医学部の図書館へ行ったり、高い本を買ったりしていたのに。「この本の中身はほとんどが農学部系の人たちの論文を集めて、上等の紙に印刷し直しただけなのに、二番煎じは元の数倍だ」とか、ブツブツ言っていたでしょう。
☆ 変なことを覚えているソバちゃん。
心配しなくても、あの本は買わなかったよ。
ある物質がどんなときに多く合成されるとか、植物体の何処に含まれるとか、それが人間の体の代謝にムニャムニャと関係をもって、そう影響するとか・・までは面白いの。でも、その物質を沢山摂取したから良いとは言い切れない。むしろ害が多い。
★ それがエコロジカルな見方って言うの?
☆ うーん。 あんまり厳密じゃないけれど、まー、そう言ったところかもね。
エコじゃないよ。
★ うるさい。
エコはエコロジーから来た言葉だけれど、今のエコ運動にはエコロジカルに見た場合に沢山矛盾があるってことぐらい、ボクでも知ってまーす。
☆ 新型インフルエンザから、どんどん別の話題に言ったみたいだけれど・・
★ ううん。ボクは一寸判る。
新しいウイルスを取り込んで、飼いならす方法へ行きたいのでしょ。
☆ 多分ね
★ 敏子さんみたいに、雑菌一杯、訳のわからないウイルス一杯の身体だったら、ウイルスは仲良く生活を始めると言う事でしょ。
☆ 小憎らしい!!
★ でもね、やっぱり、少しずつでも良いから、ボクの身体の中で、ルチンがモジョモジョと化学反応を起こして、それと人間との関係を、何時かゆっくり説明してほしいよ。
☆ ハイ。
序論の序論みたいになっちゃったものね。
でも、今日はおやすみ。
寝る子は育つって言うでしょ。
★ ハーイ
(自分の方が眠いくせに・・・・)ソバの独り言だよ
5月18日
☆ 「ソバちゃんお早う。ねー、何か言いたいことがあった の? ゆうべ寝ているのに、その尖ったお頭で、ごそごそと起こしに来たような気がしたのだけれど・・」
★ 「うん。あるのね。昨日のブログに、大全兄さんのことを書いていたでしょ。でも僕のことは何も言ってなかったので、もう忘れちゃったのかとか、見放したのかとか、いっぱい、いっぱい悲しくなったの。」
☆ 「ソバちゃんの事を忘れたりするはずあるものですか」
★ 「そうだよね。退官記念の贈り物にボクを選んでくれたものね。普通の人は論文集にするのに、絵本だなんて、面白がってくれた人も、一寸馬鹿にした人もいたけれど、ボクは嬉しかったよ。それにね、敏子さんらしいなと思った。
だのに、ブログでは何もボクのことを話してくれないのだもの」
☆ 「そうだったよね。ごめんね。
何時でも何時でも一緒にいてくれるから、当たり前になり過ぎちゃったのかも知れないね。
★ 「いつも一緒にいるボクの、一番好きなところってどこなの?」
☆ 「可愛いところ」
★ 「うん、それは判るけれど。どんなところが可愛いと思うの?」
☆ 「多分、優しいところ。ヒトにもとっても優しいから」
★ 「でも、そのことをヒトは理解してくれているのかしら? そう思えない時も良くあるよ」
☆ 「確かにね」
★ 「それから、敏子さんはボクの仲間が皆いろいろだってことが楽しいと何時も言ってるけれど、そのこともあまり良く言わないヒトも多いようだけど・・・」
☆ 「そうよね。ソバちゃん達のよいところのごく一部しか良い点と言えないのが日本の今よね。美味しいとか、健康食品だとか、観光資源に利用できた場合とか。
でも、もっともっと隠れた大切なところがあるのにと、ソバちゃんはいいたいのでしょう。 二人でゆっくりゆっくりお話しながら、どう伝えれば良いのかを考えていきましょうよ。大全兄さんの知恵も借りながら」
★ 「そうだね。良く言ってくれるヒトも、悪く言うヒトも、いろいろの立場があるのだからねー」
★ 「ところで、一寸難しい質問かも知れないけれど、ボクには気に掛かっているから教えてほしいのだけどね。
同じソバのことを書く時でも、ブログの時と、僕のときと、大全兄さんの時とではなんとなく使う言葉が違うよね。一番違うのは研究論文かしら。
研究論文を書くときは、何でもかんでも数字に置き換えてしまって、統計処理をしてしまうでしょ。
敏子さんが数字を扱うのが好きとか、脳のどこかが切れていて、立体的な捕らえ方が下手だとか、いろいろ言っているけれど、でも、あの統計処理で論文を作るのは一寸不満だよ 」
☆ あのね、論文に書いて一応納得してもらえるのは、沢山調べて、その大体の傾向というか、一応こんな風なことが言えますと言うことなの。でも、本当に楽しいのは、それに入らない逸れ者で、その逸れ者が何を言いたがっているかを知りたいと思って、次の実験をするのよ。逸れ者を見つけて、逸れ者を調べるために、次の実験を計画するのよ。作業仮説と言うのだけれど。
多分、どんな分野の人でも、多くの研究者は、次の作業仮説を立てる楽しみで生きているのだと思うよ
★ そういえば、敏子さんと仲の良かったジョンおじさんも同じことを言ってたよね。
☆ これはとっても大切な話だから、またゆっくり話すことにしましょ。
★ うん。 あのね、医学博士で農学博士のジョンおじさんが、医学博士の方が農学博士よりとり易かったって、笑っていたような話なの?
☆ そうね。でも、オジサンは一般的に医学博士がとり易いと言った訳ではないことはわかるでしょ。
★ 近代科学の問題点とか何時いってるアレでしょ。そう言えば、テレビで、経済学にも別の視点を組み入れなければならないと言ってたよね。
そのアレよね。
☆ そう。でも、アレ、アレを繰り返していたら、ソバちゃんのアレと私の考えているアレが違ってきても、分からなくなっちゃうよね。何時かゆっくり「アレ」の定義をして見ましょうね。少なくとも二人の間の共通の言葉を確かめながら。
★ うん、わかった。
ボク達ソバ仲間の言い分をちゃんと聞くことが大切なのだと思いながら、そう表現すれば良いのかと、考えている願いながら待っているよ。
★ お休みの前に、ボク達の良いところを一寸だけ念押ししておきたいの。
でないと、眠れないよ。
☆ そうよね。私とソバちゃんが違ったら大変だものねー
★ 粉でも粒でも料理が出来るし、もやしでも良いし、葉っぱのおしたしも、天麩羅でも良いのだよね。染物にも使えるし、干した葉はスープに出来るし、昔の飢饉の時は茎も食べたんだよね、
☆ 大事なことをまだ忘れているよ。ソバちゃんが育つときにいろいろやってくれること。
★ そうなんだよね。今、エコのためのバイオ燃料に食用作物を使うのはいけないと、みんなわかってきたけれど、だから、食用にならない作物で、早く大きく育つ作物を使ったり、そのための育種をしたりすると言ってるけれど、その時、土さんが疲れちゃうことを考えなければならないんだよね。
ボクの大きな大きな役割は、そこにもあるのだよねー。
☆ 沢山の大切なお話をしてきたけれど、随分宿題を残したままよね。
★ 全部が宿題なんでしょ。
まー、良いか。
その代わり、時々呼び出してお話続けようね。
お休みなさい・
☆ 今夜は尖ったお頭でごそごそしないで眠れるかしら?
続きをちゃんとお約束するから、ソバちゃんゆっくりお休みなさい。
5月17日
何事にも三日坊主の山姥が、この日記を付けはじめて二週間。 青息吐息で歩いている。
三日の山場を越え得た訳ではない。
一日半程度のところかも。 いや、単に半日相当!
いろいろのことに興味があり、気移りの激しい性分で、今までに三日坊主の類は五万とある。だから、ここで止めても、何を今更めめしいことをと、怪訝な気分になる程度。
やり始めたことさえ忘れたら円満解決だ。
三日坊主は単に忘れ去るものと、後で思い出して何かに繋がるものがある。
思い出して、繋がって、心安らぐのは、後で振り返ってみた時の話だ。
後で繋がるようにと願いながら、中断を狙うとは、さもしい根性以外の何ものでもない。
ただ今、そのさもしい根性にさいなまれ中。
何せ厄介なのは、ソバのホームページが外に出たいと待っていることだ。
一寸薄着になって外へ出るのに都合が良いだろうと、ヤツが指図するから始めた話。
ところが、始めてみると、ブログ方からそのソバのホームページに繋げておいた方が良いし、その内容は斯く斯く云々と命令してくる。
薄着になるどころか、襤褸切れを纏いの状況になってきた。
さらに、さらに厄介なのは、ソバのホームページを立ち上げようと考えたそもそもが、私のソバ、平凡社の「そば学大全」の続きを考えたからである。
「そば学大全」のあとがきに、「そば」ではなく、「ソバ学大全」を次に書きたいと記した。
「そば」と「ソバ」では意味が違う。それはあの本の中にも書いた。
まして「大全」などと呼べるわけがない。ブツクサ言って編集者を困らせた。
ほんの一部しか書ききれず、表現の拙さは再読するのさえ苦痛で、逃げ出したかった。
事実逃げ出した。発刊日に北京から黄土高原へと。
普通ソバとダッタンソバの食べ方の違いを求めての、二十日ばかりの旅は心安らぐものだった。かなりの情報と写真を貯めて、ひと時の安堵感に浸ることが出来た。
しかし、当然のことながら、それはひと時に過ぎなかった。余りにも当然の話として、それは次の疑問を呼び、次の旅と収穫を続けて、蓄積と捨てきれないゴミの山を生んでいった。
イネは自殖性で比較的均質な環境を整え易い水田に栽培される。ソバは他殖性で、環境の均質でない畑に栽培される。両者の個体変異の程度は驚くほど違う。さらに成長するほどその違いは大きくなってくる。その故もあって、他殖性の穀物はソバだけである。
(ライムギも他植生であるが、交配のシステムがソバよりはるかに巧妙であることと、その他諸々で、ソバほどの個体変異を生じないから、ここでは除くとする)
人間は言うまでもなく他殖性で、環境はさまざまで、成育期間は比べ物にならないほど長い。年齢を重ねるほど、個体変異が出てくるのは当然ではないか・・・と、私は思う。
ソバの料理は、それらが織り成す様々の要因が掛け合わさったものだから、様々で、そこが面白い。が、方向性を見出すどころではなくなってくる。
手打ちそばの名人は、そば粉を手なずけて、常に同じものに仕上げることに妙味があるとおしやる。 なるほど・・・。
でも、 「そうかしら?」と、一寸反論したくなる。
このように並べると、ひたすらソバを求めて歩み続けてきたようだが、そうではない。
もしそうだったら、如何な私でも・・・・・
悔やみなさんな。
嘆きなさんな。
眠ったら、一寸は良い案が浮かぶよ。
カッコウ付けて捨てたりしないで。
投稿を忘れなさんな。
God night
God bye
ムニャムニャ
それにしても、変なタイトルだねー
ムニャムニャ ムニャムニャ
グー グー ガアー
5月15日
昨日の続きで、ソバの粒食カーシャの話にしょうと、PCの前に座ったが、何やら進まない。
カーシャ料理はロシア、ウクライナ、ポーランドなど、北欧に近いところの伝統料理である。私は一寸迷って、さらに北進し、季節も進んで冬になったのかも。
フィンランドとロシアの国境に、伝統的なカーシャ料理があるという。そして、そこは両国が国境線を決めるにあたって、村が両国に分断されてところだとも聞いた。4年ぐらい前から訪ねたいと思っているが、まだ果たせないでいる。
ソバには、そんな悲しい歴史が多く残されている。庶民たちのささやかな生活に、一人一人にとってとんでもなく大きな重荷の思い出が。
ヨーロッパの人々のソバに対する思い入れは、日本人とは一寸違うものがある。異民族支配の過去の重みなのかも。
とにかく、今日もまた北欧の冬の一日である。太陽があがる間も無く日が落ちる、あの短い一日だ。
私のブログで言えば、「お早うございます」との挨拶だけの投稿である。
しかし、ヨーロッパの文化は夜の長さの中で育てられたと聞いた。
確かにそうかも知れないし、そうありたい。
始めたからには続けたい。つまらんことに力を注いで・・と冷笑する自分がいないではない。当面はその冷笑する自分を押さえ込む工夫をしながらの継続である。
そのための手順を考えて過ごした。それが今日、私の北欧の冬の夜。
10日間、とにかく連続投稿をして、一寸疲れて、一寸楽しい状況でもある。
良かったと思えることは、テレビ、音楽、人の声など等に、不思議な新鮮さを感じるようになったこと。これが続くかどうかは不明だが、何でも良いから続けてみよう。
途中で休むのも一法だろうが、分からないことは一寸やそっとに時間では解決できない。
主にネットの使い方。
長い時間をかけて、癖のようになってしまったときに、はじめて「随分前から分かって使っていたのだ」と感じるアレ。ウェブに限った話ではない。分かって一寸安心するまでは何でも似たようなものだから、ゆっくり、のんびり、少し無理をして、楽しみながら歩きましょう。
歳をとっても、少しは変わりたいと思う自分の気持ちを冷笑しないでいたい。